ユナイテッドアローズ(UA)の直営通販サイト
『LICLIS』が、2月17日(日)を持って終了する。
2006年12月にプレオープン、2007年4月にグランドオープンしたばかりにも関わらず、早くも終了するとは驚きだ。下記は、グランドオープン時のUAのプレスリリース。
引用
リクリスとは、インターネットの普及にともなう「新しい生活文化のライフスタイル」に対応したサービスを提供し、上質生活を嗜好するお客様に向けたユナイテッドアローズのECサイトです。ユナイテッドアローズが持つ信頼感を背景に、通常のオンラインショッピングでは飽き足らない20代中盤〜40代後半の大人をターゲットにしています。昨年12月のプレオープン以来、クリスマス ギフト提案、独自仕入れの時計コレクションの販売、新生活提案など様々な企画を行ってきましたが、この度自社ストアブランドの出店とともにグランドオープンしました。
ネット通販市場の急成長を受け、アパレル業界もやっと重い腰を上げてEコマースへの取り組みを強化し始めたと言われている中では、水を差すような動きである。そこで、UAのIR情報を確認してみた。
まず、2007年3月期(連結決算)の業績を見てみると、増収減益となっている。
●売上高:609億円(前年比113.3%)
●営業利益:73億円(前年比95.9%)
●純利益:35億円(前年比86.1%)
さらに、2008年3月期の中間決算も売上高は伸張傾向にあるものの、期初計画は未達となっており、今後の取り組みの中で
一部小型ブランドの再編による経営資源の集中(主幹業態の強化)を挙げている。
「ダージリン・デイズ」、「ディズニー・ラブド・バイ・ネイチャー・フォー・ユナイテッドアローズ」、「オドナタ グリーンレーベルリラクシング」、「ファサードグリーン グリーンレーベルリラクシング」の4ストアブランドが再編されることになっており、その動きの中に『LICLIS』も含まれているのであろう。ちなみに、主幹業態とは「ユナイテッドアローズ」、「グリーンレーベル リラクシング」である。
2011年3月期に
連結売上高1,200〜1,300億円、
連結経常利益150億円と、現在の倍増の目標を掲げるUAとしては、成長戦略を加速させる必要があり、売上としてもインパクトが小さい自社のEコマースにリソースを割いている場合ではないのだと思う。
しかしながら、
高付加価値・多事業軸展開型のイノベーティブリテイラーを標榜するUAだけに、外部のオンラインショッピングモールへの出店に留まらず、高感度企業が手掛ける新しいEコマースの姿、ネットを取り入れたマルチチャネルリテイラーとしての高付加価値創造を期待していたので残念である。
テーマ:ITニュース - ジャンル:ニュース
- 2008/01/22(火) 15:07:24|
- Eコマース
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